AILEX合同会社(本社:東京都渋谷区、代表:上村 十勝)は2026年10月26日、法律事務所向けの「電子提出・移行準備キット」を当社公式サイトで無料公開しました。提出前確認票、提出・受付結果記録台帳、弁護士・事務職員の役割分担表、移行準備確認表、所内説明資料の5点を、各事務所の運用に合わせて編集できる形式で提供します。主要な内容は、ダウンロードしなくてもWebページで読めます。

本キットは、TreeeSの操作方法や未公表の仕様を先取りするものではありません。公表済みの情報、事務所内で決める事項、今後の正式案内で確認する事項を分けたうえで、電子提出の前後に「誰が、何を確認し、どの結果を記録するか」を整理するための所内運用資料です。

■背景:2027年1月4日に名古屋などで先行導入、2027年度中に全庁へ

2026年5月21日に改正民事訴訟法等が全面施行され、弁護士などの訴訟代理人等には、裁判所への申立て等をオンラインで行うことが義務付けられました。現在、電子提出には裁判所の「mints」が使われています。

裁判所は2026年10月27日、裁判所ウェブサイトに「TreeeSについて」を掲載し、新システム「TreeeS(ツリーズ)」を2027年1月4日から、名古屋地方裁判所(支部を含む)とその管内の簡易裁判所、名古屋高等裁判所本庁、最高裁判所で先行導入すると公表しました。それ以外の裁判所では、引き続きmintsを利用します。裁判所の案内資料では、2027年度中に全庁へ導入することを目指すとされています。日本弁護士連合会は2026年5月21日の会長声明で、導入後は申立て方法が異なる数種類の事件が同時に併存するため、過誤が生じないよう注意が必要であることを指摘しています。

同日以降、先行導入庁に対してシステムで新たな訴えの提起などをする場合はTreeeSで申し立て、先行導入の時点でmintsで扱われている事件の上訴は、引き続きmintsで申し立てるとされています。また、mintsのログインIDとパスワードはTreeeSでそのまま使えず、TreeeSで改めてユーザ登録(本人・資格確認を含む)が必要です。具体的な手順は、裁判所が今後公開する予定のユーザ登録ガイドで案内されます。

切替の前後には、同じ事務所の中で、mintsで進む事件、TreeeSで進む事件、紙で進む事件が並ぶ期間が生じる可能性があります。どの事件を、どのシステムで、誰が、いつ提出し、受付結果をどこに記録したか。本キットは、こうした所内の確認と記録の手順を前もって整えることをねらいとしています。

■本キットの内容(5点)

・提出前確認票:提出書面の版と確定日時、添付資料・号証、秘匿事項の確認、確認者、最終承認者と承認日時、提出操作の担当者を事件ごとに記録します。提出期限とその根拠は、担当弁護士が記入する欄として分けています。

・提出・受付結果記録台帳:どの版をいつ提出し、どの受付結果や再提出と対応するのかを、提出1回ごとに記録します。

・弁護士・事務職員の役割分担表:準備、確認、最終承認、提出操作、受付・通知確認、期限管理、エラー対応などの工程ごとに、主担当・副担当・承認者を決めます。

・移行準備確認表:アカウント、補助者権限、継続事件の扱い、提出要件などの項目を、「公表済み」「所内で決める事項」「正式案内待ち」に分けて管理します。

・所内説明資料:現在確認できる情報と所内の標準フローを、5〜10分で事務所内に共有するための資料です。

ファイル形式はExcel、Word、PowerPoint、PDFです。記入例はすべて架空のものです。

■公開ページ

https://ailex.co.jp/treees-kit/

公開ページには、ダウンロードファイルとは別に、各資料の概要と対象業務、公開日と最終更新日、作成にあたって確認した公開情報(最高裁判所、日本弁護士連合会、愛知県弁護士会、法務省)とその確認日を掲載しています。公開情報で確認できる事項と、当社が提案する所内運用とは区別して表示しています。

利用条件:無料でダウンロード・閲覧できます。会員登録・メールアドレスの登録は不要です。法律事務所内での業務利用のための複製・編集・改変は無償で許諾します。第三者への再配布・販売・ウェブ掲載などは、当社の事前の承諾なく行わないでください(ご紹介には公開ページのURLをお使いください)。AILEXの契約は必要ありません。

裁判所の正式な利用案内や操作マニュアルが公表された場合は、内容を確認したうえで本キットと公開ページを更新します。

■AILEXについて:提出前後の実務を支援

AILEXは「検証可能なAIリーガルOS」をコンセプトとする法律事務所向けサービスです。AIによる生成の記録と判断の履歴を、後から検証できることを重視しています。mintsへの提出に向けては、号証番号の付与、ファイル名の整形、容量に合わせた分割、入力欄・証拠説明書の下書き、提出物と期限の管理を支援しています。

AILEXは、裁判所のシステムへの自動提出や、事件データの自動移行を行うものではありません。裁判所への提出操作と受付結果の確認は、各システムで操作権限のある人が行います。AILEXが支援するのは、提出の前後の準備と記録です。

■取材のご案内

本キットの設計意図や、mintsとTreeeSが併存する期間に法律事務所で想定される運用上の課題について、代表の上村 十勝がご説明します。取材をご希望の方は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

■免責事項

本キットは、法律事務所の事務手順の整理を目的とした業務用テンプレートです。個別の事件についての法律相談、法的助言、法的判断その他の法律事務を提供するものではありません。提出の要否・方法・期限その他の訴訟手続上の判断は、担当弁護士が裁判所の最新の案内に基づいて行ってください。

本キットは、裁判所、日本弁護士連合会、各弁護士会その他の第三者が作成・監修・承認・推奨したものではなく、これらの機関との提携や認定を示すものでもありません。また、TreeeS・mintsとの連携や動作を保証するものではありません。「TreeeS」「mints」は、裁判所が運用する、または運用を予定するシステムの名称です。

本リリースに記載した制度・日程は2026年10月27日時点、本キット(v1.2)の記載は2026年10月26日時点で当社が確認した公開情報に基づくもので、今後変更される可能性があります。本キットは、裁判所の10月27日の公表を反映した版に順次更新します。

■参考資料

・裁判所「TreeeSについて」(2026年10月27日掲載)https://www.courts.go.jp/saiban/minjidejitaruka/treees_gaiyou/index.html

・裁判所「改正民訴法等で変わる民事訴訟手続の概要」https://www.courts.go.jp/saiban/minjidejitaruka/minso_gaiyou/index.html

・最高裁判所「後見法改正等に伴うe提出・e記録管理システム及びe事件管理システムの改修業務」調達仕様書(2026年6月)https://www.courts.go.jp/assets/R080609_koubo.pdf

・日本弁護士連合会「民事訴訟法等の一部を改正する法律の全面施行(民事訴訟デジタル化)についての会長声明」(2026年5月21日)https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2026/260521.html

・愛知県弁護士会 会員向け案内(2026年5月15日付)https://www.aiben.jp/page/secretary/TreeeS.pdf

・愛知県弁護士会「事務職員の皆さんへ」https://www.aiben.jp/page/secretary/

・AILEX「電子提出・移行準備キット」公開ページ https://ailex.co.jp/treees-kit/

■会社概要

会社名:AILEX合同会社

代表:上村 十勝

所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル

事業内容:法律事務所向けAIリーガルOS「AILEX(エーアイレックス)」の開発・提供

顧問弁護士事務所:弁護士法人えそら(本キットの監修・承認を意味するものではありません)

公式サイト:https://ailex.co.jp

サービス:https://app.ailex.co.jp

iPhoneアプリ:https://apps.apple.com/app/id6760126068

公式LINE:https://lin.ee/P9JAWZp

■報道関係者のお問い合わせ先

AILEX合同会社 広報担当

電話:03-6821-7462(受付時間:平日9:00〜16:00)

メール:info@ailex.co.jp