低価格競争の激化 品質の向上を目指す明星
明星食品株式会社は2010年6月8日、カップめん「
明星 一平ちゃん 醤油味/豚骨味/味噌味」の3品を、
2010年7月5日から全国でリニューアル発売することを発表した。
リニューアルに至ったのは、「一平ちゃん」の商品カテゴリーである「どんぶり型カップ麺」市場の価格競争が激化したためである。近年プライベートブランドなどの
低価格化が進み、単なる価格の安さでは勝ち残れなくなった。
よって明星食品は、カップ麺商品の本来的価値である“美味しさ”を見直し、低価格化だけではない「
実質的品質価値の向上」を目指したのである。
注目は“のびにくい麺”と“デカチャーシュー”
品質価値の向上のため、スープに肉の旨味とネギの風味をプラスした「
コク旨スープ」と、芯の詰まった「
しっかりと噛み応えのあるのびにくい麺」を採用した。
また、具材として黒こしょうを練りこんだ、
大きさ約1.5倍の「
でかチャーシュー(醤油味・豚骨味)」、「
バター風味コロとろキューブ(味噌味)」を新しく加え、昔からの味を損なわず見た目と味をパワーアップさせた。
だれでも名前を知っている「一平ちゃん」のブランドが具材をリニューアルした。この不況下で低価格化も進んでいるため、ロングセラーブランドでも対策なしにのんびりと構えていられない、ということなのだろう。
明星食品株式会社